ほんとにあった!呪いのビデオThe Movie(2003年)のレビューです。
劇場版ということで、長編作品となっております。パート2にまつわる怪異を追う作品となっております。
オープニング
男性(Hさん)の変死体が発見された事件のインタビューから幕は開きます。
Hさんは亡くなる2日前、あるビデオをみていたというのだが・・・。
ビデオ
そのビデオを一緒に見ていたという男性から調査の依頼がスタッフ宛に舞い込みます。
そのビデオは「ほんとにあった!呪いのビデオ2」。
(ここでこれまでの作品の心霊がダイジェストで流れるので、見ごたえがあります!)
大学時代の友人たち数名が久しぶりに集まり、楽しい夜を過ごしていました。
そこで流されたのが、パート2の映像。先日レビューした、見たものすべてに災いが降りかかるという映像が収録されたものです。
ビビッて視聴をやめるなか、問題の映像を見たのはHさんのみで、視聴後に奇妙なラップ音が部屋に鳴り響きます。
ほんとにあった呪いのビデオ2を見て
インタビューの様子です。
・問題の映像を視聴したあと、目に異常が生じた男性
・視聴後、背後に霊の存在を感じた女性
・子供が視聴後にけいれんを起こしたと苦情を聞いたレンタルショップ店長
・視聴後突然の鎖骨骨折した男性
・どこからか話し声が聞こえるようになった男性
スタッフにも原因不明の体調不良者が出ていました。
ほんとにあった!呪いのビデオSpecial
ほんとにあった呪いのビデオSpecialで追加取材した内容です。
(まだレビューしていません!今後紹介します・・・。)
作品内で、トンネル工事の落盤事故で亡くなった男性と映像の男性が同一人物であるとわかります。
さらに、パート2での投稿者は連絡がつかなくなっており、撮影者の男性も入院しているとわかります。
これらのことから、スタッフは今回の件も含め、パート2の映像が関係していると結論づけます。
新事実
Hさんの高校時代の友人(Sさん)にインタビューした際、新たな事実を知ります。
なんと、Hさんが学生時代、バイト先でビデオテープを拾い、その中に不可解な映像が収録されていたというのです。
そのビデオを見て以降、原さんは暗闇を異様に恐れるようになります。
実際交際していた彼女からも、Hさんが暗所恐怖症であったことが知らされます。
Sさん自身、視聴後に原因不明の体の痛みに襲われます。
一緒に視聴したほかの友人も、それぞれが原因不明の症状に襲われていました。
そのビデオテープはSさんの過去交際していた女性の家に置き忘れていました。
ビデオ
スタッフはその女性にコンタクトを取り、ビデオテープの回収に成功します。
女性はSさんと別れた後、友人たちとお泊り会をした際にそのビデオテープを視聴し、その翌朝友人のひとりが死亡しているのを発見します。その女性は体がねじれている、奇妙な状態でした。
検死を担当した医師から、死因が窒息であるとわかります。(そんな簡単に話してもらえるわけがない!!(笑))病名としては青壮年突然死症候群ではないか?と見立てます。
また、一緒に視聴した別の友人も、見通しのいい道路で車に轢かれそうになっていました。
その女性は歩いている途中から記憶がなく、気づけば道路の真ん中に立っていたそうです。
問題の映像
見たものに次々と災いをもたらしているビデオテープ。その映像の内容が明かされます。
ドアが並ぶ建物。何かをたたく音が断続的にに響いています。いくつかのドアがゆっくりと開き、奥のドアに首のない人影のようなものが浮かび上がります。
・・・以上です。
まとめ
約90分、インタビューで構成されています。
投稿映像としてはラストの1本のみで、その映像も微妙なものでした。
「オカルト」「カルト」「コワすぎ!シリーズ」で有名な白石監督(白石くーん!)の作品ということで、一つの事象から連鎖していくこと、霊の存在というより、わからないもの・超常的存在を感じさせる構成に「白石監督っぽさ」を感じました。
最後に「この作品を見た方は、お祓いをおすすめします」とテロップが出るあたり、何とも言えないいい意味での後味の悪さを感じます。
時間が長いわりに映像は1本だけと、投稿系をサクサク見たい人には物足りないかと思います。
おすすめ度は星3です。
では、また。
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