今回は流出封印動画2のレビューです。
これは投稿系の体をとってはいますが、モキュメンタリーとしてのおもしろさが非常に強いのでおすすめの作品です。
アマプラでは2と4しかありませんでした・・・。
それでは、行ってみましょう。
姦姦蛇螺
2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の洒落こわの代表的作品のひとつである、姦姦蛇螺(かんかんだら)。
その噂の真偽を確かめる、大学山岳部の記録映像です。
山に分け入り姦姦蛇螺が封印されている祠を探す一同。
やがて霊感のあるひとりが体調不良を訴えるようになります。
気を遣いつつ探索を続ける一同。やがて立ち入り禁止の先、「この先に行くということは、決断するということだ」「この先に行くと解体される」などの行く手を阻む警告文を無視し、封印のされた洞窟の中に目的の祠を見つけることに成功します。(ここまで非常に長尺です。(笑))
洞窟の中には祭壇のようなものがあり、マッチ棒が規則的に並べられていました。
虫に驚いて叫び声をあげたはずみで、祭壇を壊してしまいます。
空気が変わったことを感じ引き返しますが、懐中電灯で照らされた先に女性の顔がありました。
必死で逃げる一同。女性の顔は猿のような叫び声をあげながら追いかけます。
女は腕だけで這うように進み、捕まえた人間を次々に噛み〇していきます。
映像はここで終わります。
4人のメンバーはそれぞれ、死亡、行方不明、重篤な障害、専門施設行きなどの結末を迎えました。
山は土砂崩れで入ることができなくなったそうです。
前半の山登りは無駄に長くて退屈ですが、そのシーンで不敬な大学生グループへのヘイトが溜まっていくことでラストのシーンに謎の爽快感を与えることになっていると感じました。(笑)
怪異は人が演じているのですが、合成感がない分非常に見ごたえがありました!
事故物件
カップルが事故物件の廃墟に侵入し撮影した映像です。
真っ暗な室内を、懐中電灯の明かりのみで進む2人。
やがて目的の部屋にたどり着き、開けようとしますが鍵がかかっているようで開きませんでした。
引き返す2人は気づく様子がありませんが、廊下の奥懐中電灯が照らしていないところに、無数の顔がありました。
これは合成ですが、映り方が絶妙でいい感じです。
お盆の海
ちょいお色気です。
3人の女性がお盆に海に遊びに来た様子を撮影した映像です。
言わずもがなですが、お盆には海に近づいてはいけません。
ほかに人のいない、プライベート感を味わいながら水着になり楽しむ3人。
遠くから3人を見つめる、白い服を着た女性がいます。
先ほどまではいなかったその姿に気付くことなく遊ぶ3人。女性は徐々に3人に近づいています。
突如カメラを撮影していたひとりの足を何者かの手がつかみ、驚いてカメラを落としてしまいます。
別のひとりがカメラを持ち上げて映し出されたのは、倒れ叫び声をあげながらのたうち回る女性とそれを押さえようとする友人の姿でした。
声掛けもむなしく、血を吐き一層激しく苦しみだす女性。再び取り落とされたカメラ。
波にさらわれながらカメラが映したのは、苦しむ姿、怖くなり泣き出す姿、呆然と腰を抜かす姿、そしていつの間にかすぐ近くまで迫っていた白い服の女性でした。
めちゃ怖い映像ですが、若い子の水着が映るということでちょいお色気としています。
土下座男
池袋のあるマンションで撮影された映像です。
部屋の中から何かをぶつけるようなおとが聞こえるのを、夫婦が記録のために撮影したもののようです。
閉めていると音が聞こえるのですが、電気をつけ開けると音は止みます。
閉め切って再び音が鳴りだしたところを電気をつけず、そっと覗くと地面に頭を打ち付け続ける男性の姿が映りました。
電気をつけて開けはなつと、その姿は消えてしまいました。
アダルトビデオ
代表やスタッフが相次いで自〇し倒産したAVメーカーの、自〇したスタッフの部屋に残されていた素材映像です。
ベットに座る女性の横に上半身裸の男性が座り、声をかけながら撮影をしますが女性が突然苦しみだし、痙攣をおこしベットに倒れてしまいます。
駆け寄るスタッフたち。乱れる映像の中、ベットの下から顔を出した女性が一瞬映り込みます。
樵の面
祖母の家に遊びに来た兄妹。
田舎の物珍しい様子を楽しむ様子が収められています。
夜になり、祖母から言い伝えを聞かせてもらいます。
「祭りで使われていた樵(きこり)の面がいつしかなくなり、祭りがなくなってしまった。この町は樵の面に呪われている。樵の面と目を合わせてはいけない」というものでした。
翌日、祖母が畑仕事に出ている間に蔵を探検する2人。そこで樵の面を見つけてしまいます。
ふざけてお面をつける兄。苦しむそぶりなどをして妹を驚かせます。
しかしお面は本当にとれなくなってしまいました。やがて近くにあった鎌をもち、妹の名前を呼びながら迫る兄。妹は逃げ出しますが、執拗に追ってきます。
やがて追いつかれた妹。カメラを落としてしまいます。カメラから遠ざかるように後ずさり、兄から距離をとる妹でしたが、ついにつまづいてしまいます。
倒れた妹に何度も何度も鎌を振り下ろす兄。
やがて動かなくなった妹のそばに倒れ伏し、映像は終了します。
後ずさりするシーンでは妹が足元を確認するのがシュールです。多分バミり位置を確認していたのでしょう。
まとめ
全体を通して暗いトーンなのと、人が演じているので怖い映像に仕上がっています。
レビューではあまり言及していませんが、映像の最後にモノローグで語られる登場人物の最後は救いがなくそこも怖いポイントです。
ナレーションは一切ありません。淡々と進んでいくのが人の体温を感じさせず、良いところでした。
おすすめ度は星5です。
それでは、また。
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