今回は心霊盂蘭盆23 骨骸コトリバコのレビューです。
まだ過去作品の紹介をしていない中ですが、新しくアマプラの見放題配信に出てきたので、今回はこちらをレビューしていきたいと思います。
タイトルを見ている限り、コトリバコを題材にしているようですね。
それでは、行ってみましょう。
監禁部屋
古いビデオテープのような映像です。
ノイズが明けるとどこかの部屋と、座り込んだ男性が映ります。
画質が荒くはっきりとはしませんが、男性の顔はガムテープのようなもので目隠しをされているようです。
突然男性が苦しみだし、何かにおびえるような様子を見せます。
おびえ方はだんだんひどくなりやがて逃げるように走り回るようになります。
ノイズがひどくなり、ノイズが収まった時には男性が倒れており、顔がこちらを向いています。
その目は黒く縁どられたようになっており、口には猿轡がされていました。
もう一度ノイズが走ったかと思うと、その姿は忽然と消えていました。
この男性について心当たりのある女性の話によると、女性が教育実習に行った際にいた男子高校生であるということです。
その男子高校生は、別の男子グループに3日間監禁されていたという話があり、さらに監禁した男子高校生は監禁の現場となった建物で首吊りをしてしまったため、なぜそのようなことをしたのかわからずじまいになってしまいました。
監禁された生徒は、首吊りをした生徒に小箱を渡され、開けるように強要されていたと語ったそうです。
風俗店員の一日
以前風俗店の事務員をしていた女性の投稿映像です。
男性向けというより、スタッフ募集のPRのために作られた密着映像です。
風俗店店長の男性がカメラを回し、自分の勤務風景を撮影しています。
勤務終了後、男性スタッフに外に落ちていたというきれいな小箱を手渡されます。
店長はその小箱を自宅に持ち帰ります。中に何か履いているようですが、箱は空きません。
突如背後に何者かが立っているのを発見し、驚いて立ち上がりますが誰もいません。
突如痛みを覚えた店長は洗面台に行き、顔を洗います。
恐る恐る顔を見ると、片目が爛れてなくなっていました。
その翌日から店長は行方不明になってしまったそうです。
オンライン怪談
元地下アイドルの投稿者がネット生配信の怪談番組に出演した際の映像です。
3名の女性が順番に怖い話をしていきます。配信が進み、最後の女性が話をしようとした際、何者かが配信のルームに入室してきます。
カメラはOFFになっており、誰かがわからない状態です。
うろたえる3人ですが、そのまま怖い話を続行します。
その話は、「3人の少女が不幸な火災事故で亡くなった際、発見された〇体が4人だった。亡くなった少女の彼氏にその話をすると『数字はあってるじゃないか』と言っていた」というものでした。
話を終えると同時に話をしていた女性がフリーズし、女性の顔が歪んで固まります。
異変に気付いた他2名が様子をうかがうと、突如ずっとカメラOFFで入室していた何者かのカメラがONになります。
そこには叫び声をあげる男性の顔が映り、その眼もとから上が激しく燃え盛っていました。片目は焼け爛れつぶれています。
驚いて声の出ない2人。フリーズしていた女性の画面はノイズが激しくなり、やがて何も見えなくなってしまいました。
その女性はその時は何事もなかったそうですが、その後芸能界を引退し、自〇してしまったそうです。
燃え盛る男性の顔は、「風俗店員の一日」の店長のように見えます・・・。
侵入者埋葬
実家が神社だという投稿者が、敷地内の山に不法投棄をする人を止めるために見回りをしていた際の映像です。
親戚の男性がカメラを回し、2人で見回りをする投稿者。真っ暗な山道を、電灯で照らしながら歩く2人。
やがて一人佇む男性を発見し、注意をする投稿者。逃げ出す男性を追いかけてしまいます。
ひとり取り残された親戚の男性。スコップと埋めなおされた跡を発見し、そこを掘り返します。
そこには小箱が埋められていました。何かが入っているようです。
ゆっくりと箱を開ける男性。中に入っているものは骨のようにも見えます。
急に激臭に襲われ、箱を取り落とし立ち上がる男性。ゆっくりとカメラをあげると、そこには白い服を着た女性が立っています。
驚く男性は、恐る恐るカメラをズームし女性の顔を写そうとしますが暗くはっきりとは見えません。
急に姿がぶれたかと思うと、真っ黒な眼窩が画面いっぱいに映りました。
声をあげて大きくぶれた画面。次の瞬間には消えていました。
親戚の男性はその箱を持って帰ってしまいました。その後精神病にかかり、自〇してしまったそうです。
骨骸コトリバコ
これまでの投稿映像に共通する、小箱と呪われた人々。
「風俗店員の一日」に出ていた、小箱を男性に渡した男性スタッフに突撃取材をします。
その男性曰く、昔つるんでいた友人が精神病を患い、その前に小箱を託されたとのことです。
その友人は不慮の火事より、自分以外の家族は亡くなってしまったそうです。
男性スタッフは実家で小箱を見つけ、軽い気持ちで店長に渡していました。
つながりを感じた撮影スタッフは、「侵入者埋葬」の投稿者とともに、現場となった山に行きます。
箱にまつわる呪いで、コトリバコを想起する撮影スタッフたち。
さらに「オンライン怪談」で生放送に出演していたもう一人の女性に電話インタビューをします。
その女性曰く、亡くなった女性は生放送後に話していたのが、
「自分が語った怪談は元ネタとなった実際の事故があり、当時付き合っていた彼氏の家が火事になり彼氏以外の家族3人(父・母・姉)が亡くなったが、彼氏は『亡くなったのは4人』と言っていた」ということでした。
さらなる取材で、亡くなった姉は妊娠していたことが判明します。
さらにその姉と当時付き合っていた男性が、火葬の際赤ちゃんの骨を持ち帰ったところ身の回りで不幸なことが立て続けに起こるようになり、供養のつもりで赤ちゃんの骨を小箱に入れ、山に埋葬しようとしたことがわかりました。
ここで火事の焼け跡から発見されたビデオテープ映像に切り替わります。亡くなった姉と付き合っていた男性からスタッフ宛に送られてきたもので、閲覧注意系です。
家の一部屋を撮影した映像。ピアノが映っています。
しばらくすると画面の奥に映る窓に、ゆっくりと白い服の女性が浮かび上がり、そして消えます。
続いてピアノを弾くような黒い影が映ったかと思うと、その部屋が激しく燃え上がります。
炎は黒い影にも燃え移り、部屋を焼いていきます。
ノイズが走り、映像が終わりました。
場面が切り替わり、取材時の映像に代わります。
「侵入者埋葬」の投稿者に、親戚の火災事故で亡くなった人数の話をします。
「火事により親戚男性の家族3人が亡くなったが、その親戚男性は4人と言っていたんですよね?」
取材スタッフの女性が話を遮ります。「人数、合っているじゃないですか。」
まとめ
結構話が入り組んでいて、途中で因果関係が見えなくなってしまいました(笑)。
何度か見返せばちゃんとわかる気がします。
今回はやりませんが、今後もう一度みて整理したいと思います。(笑)
おすすめ度は星4です。
すべての映像が箱の呪いと、火災事故にまつわるものでしたね。
それでは、また。
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