覚書 投稿怪談 泣く女

管理人より
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泣く女

Kさん(女性)からの投稿です。
Kさんはいわゆる霊感持ちで、特に夜寝ている時にふと目を覚ました時に「何か」を見ることがあったそうです。

そんなKさんが今から10年前、お付き合いしていた彼(現在のご主人)と寝ていたある夜のことでした。
夜中に目を覚ました彼女。ぼんやりとした意識のまま体を起こし、ふと隣で寝ている彼に目を移します。
彼は深く寝入っています。その傍らに立つ女性がいました。

一目見て生きている人間ではないと気づきました。
服装が今風ではないというか、昭和初期に流行したような服を着ています。
異様なのはそれだけではありません。
彼女は横で熟睡する彼を見つめて号泣していました。声は聞こえませんが、見ているこちらも悲しくなるほどの号泣です。

Kさんはなんというかこのような現象に“慣れ”ており、ぼんやりした思考で彼女に心で語りかけます。
「どうしたの、何があったの」
こういうとき、言葉が頭に浮かぶような感覚で相手の思考が伝わるそうです。

ーーー息子を残して死んでしまった。悲しい。悲しい。
ーーーだからこの子を連れていく。

ものすごい悲しみの感情が伝わってきます。
「この人を絶対に不幸にしないから成仏して。連れて行かないで。」
Kさんは必死に願いました。Kさんも涙を流していました。

気づいた時には彼女は消えていました。横で寝る彼は、変わらず寝ていました。

翌日彼に話しても夢じゃないのと一蹴されました。そのような女性に心当たりもありませんでした。
その後何か変わったことがあったかというと、全く何もありませんでした。
彼とはその後結婚しましたが、現在に至るまで健康そのものだそうです。

夢かもしれません。でも、あの時必死に言ってなかったら彼は死んでいたかもしれない。根拠はないけどそう思うんです。
Kさんはそう言って、この話を締め括りました。

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