ほんとにあった!呪いのビデオ7(2003年)のレビューです。
この作品、ほんとにあった!呪いのビデオ3にまつわる話から始まる、パート3の続きとなっております。
オープニング 死者から返却されたビデオ
あるレンタルビデオショップから、ほんとにあった!呪いのビデオ3がスタッフ宛に送られてきます。
そのレンタルショップに話を聞くと、ビデオをレンタルした男性が急死、その後戻ってきたビデオには上から重ね取りをされていました。(パート24でもありましたね・・・。)
重ね取りされた映像には、白い人影が見えます。パート1、パート3で取り上げられている、白い服の女性に見えるのは気のせいでしょうか・・・。
火事
家の近所で起こった、4人の死者をだした火事を撮影した映像です。
一瞬フラッシュのように火事現場に人の顔が瞬きます。
何とも言えない不気味な表情です。
浴室に浮かぶ髪
親子が入浴する様子を撮影した映像です。
その家では以前より、排水溝に長い髪が詰まっていたり、髪の毛の焦げたにおいがしたりと不可解な現象が起こっていたようです。
映像の中では一瞬ですが、湯船の底に髪が揺蕩うのが見えます。
留守電に残された声
母親からの留守番電話の後ろに、もう一人の声が聞こえるといいます。
専門家に解析を依頼し、その音声のみを抽出すとその声は男性で、老人であるということがわかります。
何を言っているのかを詳細に確認すると、どうやら
「ねきち てーちろう りんじろう」と言っているようです。
そのうち林次郎は投稿者の祖父であるとのことです。さらに投稿者の父に確認すると、太一郎(たいちろう)は父の祖父、つまり投稿者のひいじいちゃんにあたる人物、金吉(かねきち)は投稿者のひいひいじいちゃんであるとわかります。
音声のみはやっぱり、本当にありそうな気がして不気味ですね。
初日の出
投稿者が友人たちと初日の出を見に行く様子を撮影したものです。
初日の出を映す一瞬、うっすら顔のようなものが見えます。一瞬過ぎてよくわかりませんでした。
魚釣り
魚釣りに行った様子を撮影した映像です。
背後に映るテトラポット付近に、白い手が浮かんでいます。スローで見ると確かに手にように見えます。結構はっきりみえますが、合成感は薄いです。
現像された8ミリフィルム
亡くなった父が旅行の際に撮影したフィルムですが、投稿者はその映像を見ることなく父がお払いに出してしまったとのことでした。
復元して再生すると、人気のない風景を撮影しています。1カットのみ不自然な個所があり、そこには警察官巡回区域の看板と人影が映り込んでいたのでした。
浴室から除く顔
友人らとふざけて撮影したビデオですが、、、これ映っているの阿佐ヶ谷姉妹の片方(美穂さん)じゃない!?そうとしか見えませんでした。昔役者でもされていたんでしょうか。
それが気になりすぎて心霊が入ってきませんでしたが、閉まる寸前の浴室に顔が浮かんでいます。薄すぎてズームされてもよくわかりませんでした。
誕生日
娘の誕生日を撮影した映像です。
バースデーソングの後ろで「おなかすいた」などの声が聞こえ、ろうそくを吹き消して真っ暗になった部屋に白い人影が3人分浮かんでいます。なんとなく、切ない印象を受けました。
動物霊
大学のオカルト研究会に代々受け継がれていた、見ると呪われるビデオの映像です。
投稿者は見た後失明した、見ている最中獣臭がする、撮影者が死んだらしいなどの曰くがあるビデオを見てしまったそうです。
その場にいる全員でビデオを視聴するスタッフと部員たち。こっくりさんをしている様子が収められており、再生するとどんどん部屋に異臭が立ち込めます。
映像はこっくりさんをしている途中で終わりますが、映像が途切れる直前映っている女性の顔が歪みます。見ている大学生たちは大騒ぎ(なんか楽しそう。)。
一瞬ですが、きつねの顔のように歪みます。
本編はこれで終わりなのですが最後にオープニングの重ね取り映像を唐突にさしこんで終了します。
油断させてどっきりさせる感じが往年の「おもしろFlash」(←知ってる人いますか)みたいでなつかしさを感じました。
まとめ
過去作品によって起こる怪異はこれ以外にも多数あるのですが、因果を感じる演出はドキドキしますし、視聴者を当事者に変える素晴らしい演出ですよね。
一方で映像としては恐怖を感じるものは少なく、何より阿佐ヶ谷姉妹に似てる!と思ってしまってからはそればかり気になってしまいました・・・。
ということで、個人的おすすめ度は星3です。
では、また。
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